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西暦五百年頃の話

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西暦五百年頃の話

これは比較的新しいもので脫墨
中国に古来より伝わる兵法を中世頃にまとめたものだと言われる。
「三十六計」といえば、よく使われる言葉に、
「三十六策、走るが是れ上計なり」というのがある。
一般に伝わる言葉としては「三十六計逃げるに如かず」と表現して、
「逃げるのが得策だ」という意味で使われる。

この出典は、魏晋南北朝時代、すなわち、西暦五百年頃の話で、
宋の将軍であった檀道済は王に対して許智政醫生
ここはプライドも棄てて「三十六策、走るが是れ上計なり」と、
逃げることをすすめたことが故事となっている。

実際に攻めるばかりが良い訳でもない、
時には、退いたりする方が良い場合も多い。

逆を語るのが
1964年の映画『日曜日には鼠(ねずみ)を殺せ』。
フレッド・ジンネマン監督作品。主演は、グレゴリー・ペック。
彼はスペインの市民戦争の英雄だったが、
仲間の大半はフランスに逃げ、彼も、年老いて厭戦的な気持ちになっていた。
そこで、貧しき民の存在と母の訃報を聞き、再び闘争心に火がつき、
彼を20年間追い続けている警察署長アンソニー・クィンと
雌雄を決すべく再び銃をとり峠を越えていこうとする。
そのとき言った言葉が、
「男には、負けるとわかっていても出て行かなければならぬ戦いがある」
そして、年老いても凛々しく立ち向かっていく 防脫髮
これが、この映画の一つの大きな山でもある。
「男気」「男の美学」と呼ばれるものはこれのことだとも言える。
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